四稲家の人々(6)

四稲家の人々(6)
©志賀伯/講談社
作者 志賀伯
ジャンル コミック
JAN/ISBN 9784063712803
出版社 講談社
レーベル 月マガKC
発売日2011-04-15
価格 460円(本体419円)
カテゴリ 少年  
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内容紹介

「四稲春彦」「音羽京子」そして新たに登場した”最強”の主君候補「獅童弘矛」……。「月の里」を居に構える最強の忍者集団「十二月衆」の”駒”を巡る三つ巴の戦いは最終局面を迎え、「春彦」の誘拐をキッカケに全ての「十二月衆」が入り乱れる総力戦へと物語は流れ出す。”駒”の持ち主が次々と入れ替わる激戦の中、過去に失われた記憶を取り戻した「春彦」は確固たる決意を胸に秘め、最後の一騎打ちへとその身を投じるのであった……。
7年前に「春彦」から告げられた”約束”を信じ、7年もの間「春彦」と共に日常を歩める日を待ち続けた「卯月」の”想い”が長い時を経て遂に結実する『四稲家の人々』完結巻!

コメント

「月刊少年マガジン」誌に掲載された”笑撃的くノ一忍法帖”の完結巻が、描き下ろしエピソードも収録した256ページもの大ボリュームの内容で遂に発売です。「7年前の出会い」から始まった「春彦」と「卯月」の物語もこれでおしまい……と云う事で、担当の個人的な感想を延々書き連ねちゃおうカナと思う今日この頃。
著者・志賀伯氏の初連載と云う事で、「十二月衆」と云う設定から登場人物の多さに当初は不安を覚えたりもしましたが、彼等全員に明確なキャラクターと見せ場をそれぞれ与えてストーリー進行に彩りを持たせるに成功した点が素晴らしかった本作品。そして、伏線を違和感無く回収し、卯月の”記憶の中の春彦”が”現在の春彦”の姿と重なる事が「卯月」が待ち続けた望みであったと云う真実を過去の回想と現在の主君争いとをリンクさせて描き出し、「卯月」と「春彦」の関係に一本筋を通したストーリー構成の巧さが光った点も好評価なのでした。最終バトルでもコメディを忘れない著者の姿勢にも感心の一言なのです。更に、忘れちゃイケナイのが著者の描くヒロイン達の可愛さ。「卯月」の天然エロスを筆頭に、「弥生」「悦子」「京子」と云った個性的な面々それぞれの魅力に担当はメロメロなのですよ。えー、そうですよ。担当個人的な趣味が多大に反映されたオススメ作品だったのですよ。もうね、大好き! ……そんな訳で担当個人的には「卯月」と「春彦」との関係をもう少し深く掘り下げていただければ嬉しかったのですが、「ストーリー」「設定」「キャラクター」の全てに著者・志賀伯氏の魅力が反映された良作として、最後まで楽しむ事の出来た「四稲家の人々」なのでした。次回作が早くも楽しみな著者の今後の活躍に期待なのです! お疲れ様でした~

コメント:渡邉 4/14UP

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