内容紹介

交通事故に巻き込まれた事をきっかけに、「森川ヒラリ」の魂が身体に取り憑いてしまった「山田くるり」は、奔放な「ヒラリ」の性格に翻弄されながらも奇妙な”同居生活”を謳歌していた。しかし、「くるり」の記憶の底に封印していた母親との再会によって恐怖に怯えた彼女の意識は自らの身体を離れ、病院に伏せっていた「ヒラリ」の身体に入り込んでしまうのであった……。「ヒラリ」と「くるり」、互いの身体と意識が入れ替わってしまった二人は、果たして元の姿に戻ることが出来るのか!?

「アクションピザッツ」誌に掲載された、性格の全く異なる二人が一つの身体を共有してしまう”取り憑き”コメディ作品完結巻が発売です!　「ピザッツ」3誌の表紙イラストを飾る著者・彩画堂氏による、むちむちスキー垂涎の肉感的なヒロイン達が乱れに乱れる濃厚なエロスをこれでもかと詰め込んだ作品である事は勿論、幸せになりたいと願いながらもこれまでの人生を俯きながら生きて来た「くるり」の心が「ヒラリ」の奔放なセックス観と前向きな性格とに触れ合う事によって真直ぐ前を向いて歩みを進めるに到る迄を描いたストーリーの面白さが光った本作品。特にクライマックスで選択した「ヒラリ」の行動には正直感動させて頂きましたですよ……。さて、本筋はそんなシリアス作品でありながらも、「ヒラリ」さん以上に奔放な性格で天然ボケ体質の「ヒラリ母」が繰り出すお馬鹿でエロスなギャグが炸裂しまくるわ、乱交・3P・ハメ撮り・顔射・etc.…の何でもありのエロスで劣情をモキモキと刺激するわと、盛り沢山の内容が詰まった明るい作品に仕上がっており、特に、生々しさと艶かしさとが同居したセックスシーンの迫力は文句無しに素晴らしく、過剰な演出を用いた”エロ漫画”的なセックスでは無く、リアルさを追求した”アダルトビデオ”的なセックス描写からもたらされる劣情感を是非とも堪能して頂きたい訳なのですよ。一見地味目なヒロインが激しいセックスに身を捩らせ悶えまくるギャップもまた感慨深い、むちむち好きの担当も満足の感動とエロスに満ちた読後感を味わえるオススメの単行本です!
コメント:渡邉 2/9UP

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