いちえふ 福島第一原子力発電書労働記(1)

いちえふ 福島第一原子力発電書労働記(1)
作者 竜田一人
ジャンル コミック
JAN/ISBN 9784063883183
出版社 講談社
レーベル モーニングKC
発売日2014-04-23
価格 638円(本体580円)
カテゴリ 青年  
タグ 原発   3.11  
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内容紹介

「いちえふ(=1F)」とは福島第一原子力発電所の通称。作業員や地元住人は「フクイチ」ではなく「いちえふ」と呼ぶ──。
新人賞MANGA OPENの大賞受賞作として「モーニング」に掲載されるやいなや読者、国内外の各種メディアからの凄まじい反響を読んだ話題作。作者がその目で見てきた「福島の現実」が描かれる。「フクシマの真実」を暴こうとするのでなく、あくまで作業員の立場から「メディアが報じない福島第一原発とそこで働く作業員の日常」、そして「この先何十年かかるとも知れない廃炉作業の現実」を描写。

福島第一原発で作業員として働いた作者がその目で見てきた「福島の現実」が描かれる。「フクシマの真実」を暴こうとするのでなく、あくまで作業員の立場から「メディアが報じない福島第一原発とそこで働く作業員の日常」、そして「この先何十年かかるとも知れない廃炉作業の現実」を描写。MANGA OPENの大賞受賞作として「モーニング」に掲載されるやいなや読者、国内外の各種メディアからの凄まじい反響を読んだ話題作。

コメント

あの出来事からこっち、まるでこの世の地獄とばかりに語られる場所。やれ汚染がどう、放射能がどう、とうんざりするほど聞かされました。で、実際のところどうなのよ? とメディアに構えちゃうひねくれ者は思うわけですが、そういうちょっぴり不謹慎な好奇心に回答をくれる作品がこの「いちえふ」です。どっかの萌えマンガかと思うようなひらがな4文字のタイトルに惹かれてみたら、なんか不安をあおるフォント。中身は男臭い濃ゆい絵柄で、原発作業員の日常を描いています。リアル作業員であった作者さんがコレを描いた経緯が「年間被曝限度量に達して一度首都圏に戻ってきたから」だってんだからこりゃマジです。悲痛な訴えとかではなく、ただ一人の人間がその場所に勤めて思ったことを描く。もちろん、放射能は危険だし、上の方たちはいまいち信用ならないし、安全な場所だなんて口が裂けても言えない。けどその一方で、防護マスクのせいで鼻がかけなかったり、重装備が暑くてたまらなかったり、トイレが臭かったりすることに悩む。そういう「普通の人」がそこにはいて、誇りを持って仕事をしている。そのこともまた、覚えておかなくてはいけませんね。
コメント:中村 4/28UP

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