ハナカク -The Last Girl Standing-(1)

内容紹介

女子格――それは地上最強の我慢比べ。安藤花夏(あんどう・はなか)、身長142cm。職業・高校一年生兼女子格闘家(タマゴ)。中学まで園芸部だった花夏は、過去のある事件を引きずり“強くなりたい”と願っていた。そのとき、「格闘技は強い人だけのものじゃなくて、ホントは誰にでもできて誰でも強くなれるためにある」という言葉に感銘を受け、女子格闘技の世界に足を踏み入れるのだった。花夏と仲間達“女子格“の果てなき挑戦が始まる――!!

コメント

松井勝法先生の描く女性はスレンダーでカッコイイ! そんな可憐な少女たちがたくさん出てきてキャッキャウフフ……というかバキドカボコスカする姿を存分に堪能できる! え、ニッチすぎる? いえいえ、闘う美少女は古来より親しまれてきたジャンルですよ。殴られて顔が腫れたり、まぶたを切って血にまみれたりしても、美しいものは美しいのだ! さておき、画力の確かな松井先生だけあって格闘シーンも迫力十分。格闘漫画はキャラがどういう動きをしているのか分かりづらいと萎えちゃいますが、そんな心配は全く無用です。可愛いハムスター系女子の花夏ちゃんが、これからどう闘う女子へと成長していくのか、実に先が楽しみな1巻目です。

コメント

弱さを知るから強くなれる。弱い自分を変えたいから、強くなりたいと願う。ああ、素晴らしき少年マンガの世界。女の子だけど。と、いうわけで『ソムリエール』の松井勝法先生の新作は女子総合格闘技コミックです。ちょうど同じジャンルに講談社の『鉄風』がありますが、邪道をひた走るあっちとは対照的にこちらは王道中の王道です。仲間との友情。目標へ向かう努力。ここに勝利が加われば立派なジャンプ漫画ですね! 実際、王道少年マンガの面白さをしっかり押さえた1巻目というところで、先が非常に楽しみです。しかし、格闘技ってフィジカルが超重要なはずですが、ちんちくりんの花夏ちゃんがこれからどうやって強くなるのか気になりますねえ。
コメント:のん