銭(インチキ)の力で、戦国の世を駆け抜ける。(2)
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内容紹介
伊勢志摩の統一に成功した光輝は、信長の妹お市を娶り、実質織田家のナンバー2に成り上がっていた。
一方で、清輝の嫁探しは貴族たちの間で難航していた。なぜなら、清輝の好みはアニメ『魔法少女メルティークィーン』のメルちゃんだったからだ。なんとか比較的似ている貴族のご令嬢孝子に白羽の矢が立ち、髪型を『ついんてーる』にして清輝に挑み、無事結婚に至る。
清輝の嫁探し騒動からしばし時を経て、永禄八年五月、将軍義輝が討ち取られる。俗にいう永禄の変だが、現状美濃と尾張の統治に影響があるわけでもないので、光輝はリアクションに困ってしまう。
光輝としては貧富の差による伊賀の情勢が気にはなるが……そろそろ暑くなりビールの季節が始まるなぁとも思うのである。そう、夏といえばビール。そしてビールに合うツマミも必要不可欠。
今日も新地一家は新たなツマミを求め、生み出し、食らいつつ、伊勢志摩国内で奮闘するのであった。
コメント
すごいぞ、カナガワ! さておきまして、主人公・光輝は戦国の歴史に詳しいわけでもなく、戦闘に長けたチート能力があるわけでもない(そういう意味ではむしろ元軍人で医師免許持ちの奥さんがチート) ちょっと宇宙大航海的な時代から宇宙船ともにきたおかげで、(宇宙船カナガワが)科学無双な戦国転生です。1巻あたりは存外史実通りに進んでいるのですが、2巻辺りになると信長の妹であるお市の嫁入り先が光輝だったりと少しずつ正史とのズレが出てきます。徳川のあの人が比較的早くなくなって代替わりするとか……結構大胆ね、Y.Aさん。
