イリヤの空、UFOの夏 その1
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内容紹介
中学二年の夏休み最後の日。それも午後8時を過ぎた頃、夏休みのすべてをUFOの張り込みに費やした浅羽直之は学校のプールに忍び込んだ。そこで出逢った不思議な女の子と過ごした短い時間。それから直之の学生生活は予想もしなかった変化をしていく。UFOと恋愛と戦争と、直之の夏はまだまだ終わらない
コメント
【オススメ:星野】 直之の周りの変な友人達と謎な少女
伊里野可奈 の周りの妖しい大人達。ギャグ的テンポで進む裏には不安定な政情が日常生活を浸食しつつあるというギャップ。単なるBOY MEETS
GIRL作品ではありません。前から言っていたことですがこの人の文章は非常に巧い。ほとんどビジュアルノベルと化している文章がイタイ作品とは違い挿絵が一切ありません。
それでも絵に状況理解を頼らせず文章のみで詳細に読者に状況、感情を伝えきれています。 イリヤ萌え~という視点で読むのではなく直之と同調してイリアに恋して中学生青春真っ盛りの恥ずかしさを再体験する作品です。しか~し、3巻からはちょっとヤバイ鬱展開に向かう兆しあり。結末が悲しくても受け入れて読むべし。
【オススメ:大野】 初っぱなから「イリア萌え~」な視点で読んだ迂闊な自分に猛省を促したい今日この頃ですが、初っぱなからスクール水着で大ハッスルなイリアたんにも猛省を促したい、さらに鼻血禁止、下駄箱に猫禁止、あっちいけとか言うのも禁止。それは全部当方のツボです、ツボなのです。気の強いクラスメイトの女の子も、保健室の謎のおねーさんも、反抗期な妹も全部禁止禁止アダムスキー型UFOもついでに禁止Xファイルな展開も禁止禁止超禁止。これくらい禁止にすると素直に浅羽くんに同調出来るような気がしないでもないです。でも一番悪いのは表紙のイリアたんの尻だと思います。ノーパン禁止。