【内容紹介】
第1話:はじまりの言葉
口下手で人とのつき合い方が分からず、1年生時代クラスでも孤立していた釜崎。2年の新学期を向かえてもクラスメイトと交流のない1年になると予想していた。だが、明るくクラスの人気者である久米の席が後ろにきたことで予想は裏切られる。クラスメイト、教師からも勘違いされる表情や行為に関係なく強引に接してくる久米。孤独でありながら人恋しかった釜崎の心は揺れて……
第2話:放課後
部活に入らずに帰宅部だった釜崎は久米が部長をしているフットサル部に勧誘される。ダイエットも兼ねて一度参加してみるが、そこにはクラスメイトの男子が。クラスメイトなのに見覚えがない男子と4人で簡単なリフティングをすることになり、上手くいかないながらも釜崎は楽しさを知っていく
第3話:屋上へ
フットサル部に入部をすることを決めた釜崎だが、人に見られないように久米に入部届を渡すことができずにいた。
屋上に久米を呼び出すのだが、1年の頃にトラウマとなった油梨木も同じフットサル部であることを知って……。
第4話:運動能力テスト
体育で運動能力テストをすることになった釜崎達。久米や油梨木と一緒に計測することになるのだが、それでも自分が久米に依存して、他に仲間が作れていないことを実感する。釜崎と油梨木の意地がぶつかり合い、3人の50メートル走は…
第5話:釜崎のものさし
釜崎と油梨木は屋上で同じクラスで留年生の浦壁と初めて出会う。大人っぽく、校内でも気にせずタバコを吸うフリーダムな浦壁がフットサル部に居座ることを嫌った釜崎は追い出そうとするのだが…
【オススメコメント】
今年一番注目の新人作品やっと!やっと登場です!
ここまで大PUSHするのは「ヒャッコ!」「眼鏡なかのじょ」ぶりでしょうかね。
人付き合いが苦手でクラスメイトからも避けられてきた女の子が、隔たり無く接してくる女の子に惹かれ、そして少しずつ変わっていく過程が
微笑ましく、そして楽しい。
昔のトラウマとなった女の子との再対立、接点のなかった男子と会話することの楽しさ。自分を理解してほしい、認めて欲しい友達への依存。
新たな人物とのトラブルなど、まだまだ対人関係で問題山積ですが、主人公の行動、心情が読んでいて楽しい作品です。
言葉よりもつい手を出してしまう暴力少女だが、不器用な女の子だからといいかえれば萌えだと気が付きました。