【内容紹介】
中学生の身の上ながら、官能小説家となった道長花さん。スランプもなんとか抜けだし、次々とエロ小説を書く日々。このまま官能小説家を続けていってもいいのだろうか? 小さな妹たちの成長と、高校受験という現実が迫るなか、サイン会に出席するはめに。そこで彼女が目の当たりにしたのは、ファンの“あたたかい気持ち”…。本当の自分の思いに気付いた花が出した答えとは――!? 赤面妄想ほっこりコメディ完結巻!
【オススメコメント】
兄妹4人暮らしの苦しい家計を助ける為に、女子中学生の身空で官能小説の世界に飛び込んだヒロイン・道長花ちゃんの成長物語を綴った、著者:志賀伯先生が贈るホームコメディ作品「妄想稼業の道長さん」の完結巻が発売です! 官能小説の執筆作業に勤しむ内に、いつの間にやら逞しく鍛え上げられてしまった花ちゃんの淫らな妄想力が炸裂するエピソードを今回もたんまりと収録です! 幼い2人の妹を引き取りに訪れた“彼女たちの「本当の」祖母”と対面した際には、何故か妙齢のSM女王に変換された祖母が長兄・菊之助を足蹴に説教をかまし、“真面目な眼鏡委員長”の薗田さんは「受け」も「攻め」も熟す脳内エロスの万能ヒロインとして今回も八面六臂の大活躍! 著者:志賀伯先生が描き出す女体のリアルな質感と偏執的な妄想シーンが、読者の妄想力をも鍛えてくれる事間違い無しと断言しちゃいます! そして、着実に近づく中学卒業の時を前に将来の選択を迫られた花ちゃんが出した結論とは!? 初めてのサイン会(勿論正体はナイショ)を通じて花が触れた読者の熱意、花の執筆作品と真剣に向き合ってくれている担当編集さんにすら正体を欺いている事への罪悪感、両親を亡くした兄妹4人を養わねばならぬ義務感、そして、官能小説と云うジャンルに抱く花自身の本心とが複雑に絡み合う中で、互いの道は違えど将来の目的を見据えている兄・親友・クラスメイトの姿と、彼女の執筆活動を影ながら見守る大人達の優しさに背中を押されて、最後は自分自身で進む道を見つけた花ちゃんの“これから”が描かれた感動の最終話まで、一貫して貫かれたその暖かなストーリーが読者の心を勇気付ける応援歌として是非とも皆様にご一読を願えればと思います! 官能小説家志望の全読者は必見!!担当個人的にも一押しのオススメ単行本です!
コメント:渡邉
5/22UP