【内容紹介】

鬼神の如き武功から日露戦争で『不死身』と呼ばれた杉元は北の最強軍隊第七師団に囚われてしまう!! その杉元を救うべく…アイヌの少女アシリパは、最後のエゾ狼レタラ、網走監獄の脱獄王白石と共に作戦を練るが!? 不死身な人間などいない! だが、風前において杉元の“命の炎"は、尚燃え上がる!!! 北の大地で生き急ぐッ! 命のバトルロワイヤルッ第3巻!!!!!!

【週間オススメコメント】

脱ぷ……脱獄王白石さんが合流してにぎやかになってきた異文化交流コミックも第3巻。今回も美味しいごはんがいっぱいです。ほのぼのしますねえ。殺し合いも盛り上がってますがまあそれはそれで(?)。
第七師団、囚人軍団、杉元たちと三つ巴の様相にさらなる乱入者が現れ、命がけのバトルロワイヤルはなおも予断を許さない状況となってまいりました。そしてノンストップに盛り上がる戦いの中でもしっかり盛り込まれるお食事シーン。やっぱりアシリパさんはいじめっ子な気がする今日このごろ。死んだ目を通り越して澄んだ目になって来た杉元さんがかわいそうです。ところで今回唯一の見開きカットそこでいいんですかね。
コメント:中村 5/19UP

【内容紹介】

デジタル連載移行で美少女ニキの魅力炸裂!

軍事大国“骨の国”の国家の大義に生きる魔力の戦士ニキ。その容赦のなさに怒り、光の剣士として覚醒した隻眼の王子jツナシ。命懸けの戦いの果て、ニキはツナシに強く惹かれる。美少女戦士ニキの彷徨う心が今熱い。
引き裂かれた世界で懸命に生きる若者達の過酷な“運命”と“恋”の行方は?
完全デジタル連載移行で、より大胆に展開する幻想戦記から目が離せない。


【編集担当からのおすすめ情報】
魂のコミック作家曽田正人が挑むファンタジー大作は、完全デジタル連載移行で、俄然“恋愛モード”に突入! 女子からの注目度アップ中!

【週間オススメコメント】

悪ってなんだ、戦うってなんだ! これ以上ないほどの熱量で戦う者の意思を問う4巻目です。いや、やってることは普通というか、この手の物語ではよくあるエピソードではあるのです。なんだけど、曽田正人先生の描くそれはパワーがまるで違います。なぜだ、と問い続け、試され続ける英雄の姿は否応なしに胸を熱くせざるを得ない。さすがの曽田さんというか、人の情念を描かせたらこれ以上のものはそうそう見れませんね。そして絵の力強さもハンパない。剣を突き立てるツナシとニキのシーンは恐ろしさを感じるほどの迫力です。うーん、やっぱこの人スゴイわ。

【内容紹介】

部室棟内に海が出来たり、ゲームの中に閉じこめられたり、かみさまとのハチャメチャで楽しい放課後に暗雲が立ち込め…ついにこの巨大なかみさまの正体が明らかに!?

【週間オススメコメント】

ワガママでカワイイかみさま(巨大)と愉快ななかまたちの楽しい日常、第2巻です。相変わらず執念を感じる綿密極まりない背景がスゴイ。おもちゃ箱をひっくり返したみたいな楽しげな空気がステキです。やっぱり腹黒だったメガネと実は腐っていた部長に、何やら怪しげな新キャラも!?
ところで祭りと神さまというのは切っても切れない関係な訳であり、本作の楽しく遊ぶお祭り騒ぎは、そのままこの世界の根源ともつながっている。ただ日常を描いているだけに見えて、しっかりエピソードと世界観がリンクしているのですねえ。この2巻で完結ということでちょっと勿体ない気もしますが、とても座りがよい所に収まってくれた、愛らしくもスマートな作品でした。

【内容紹介】

ジョブズの最強ライバル、ビル・ゲイツ登場

アメリカ西海岸――スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックという2人の”天才”に引き寄せられメンバーが次々と集結・アップルコンピュータは遂に船出した。一方、アメリカ東海岸ではーー世界最高学府ハーバード大学の学生が、驚異的なプログラムを書き上げる。「すべての人々に、遍く言葉をーー」。彼の名前はビル・ゲイツ。スティーブ・ジョブズの終生のライバルとなる男であるーー!!

【編集担当からのおすすめ情報】
早くも漫画界を席巻!国内外メディアからも熱い視線!!
「マンガHONZ超新作大賞2014」――第2位!!!!
日経ビジネス、ダ・ヴィンチ、日経エンタテイメント、CREA、WIRED.UK・・・etc

『大東京トイボックス』『南国トムソーヤ』の著者である「うめ」氏が、スティーブ・ジョブズが存命のころから描き始めた作品『スティーブズ』…その第2集です!!ジョブズとウォズの前に次々と現れる「シリコンバレー戦国時代」を代表する個性溢れるキャラクター達と、それらと渡り合う二人の雄姿を御堪能ください!!

【週間オススメコメント】

不世出の天才を「東京トイボックス」のうめ氏が描く「STEVES」。二人の『スティーブ』を主軸に描かれた1巻に続く第2巻は、スティーブ・ジョブズ終生のライバルとなる『あの男』が登場! 事実を描いているはずなのにこの迫力。そして起こっている出来事の大袈裟さ。嘘みたいだろ、実際あったことなんだぜこれ。しかもたかだか40年くらい前のお話。コンピュータ界隈は日進月歩とよく言われますが、その中では歴史と言って差し支えない程の大きな出来事が起きている。そしてそれは今もなお続いている。そう考えると、このマンガは歴史物であると共に、現代から未来に続く記録でもある。なんともロマンあふれる話じゃないですか、ねえ。

【内容紹介】

幾多の因縁の末、全国大会決勝で再び相対することとなったウメハラとヌキ。 余興に過ぎなかった筈のゲームと向き合う事で、少年の日常は熱を帯び一変する……! 仄暗いゲームセンターを舞台に、交錯する二人の運命と勝負の行方は――!?　

【週間オススメコメント】

「格闘ゲーム」ってマンガ向きの題材じゃないんですよね。実機の画面を見てさえ、知らない人には何やってるのかさっぱりわからないものです。実際にトップのプレイヤーたちがやってることは、同じ人間なのか疑問に思えるほど途轍もない技術の結晶なのですがねえ。この作品はそういうプレイヤーの「凄み」を、今までの格ゲーマンガとは全く違う視点で描いています。たかがゲームに死に物狂いで打ち込む男の姿が、メチャクチャ格好いい事を教えてくれる作品です。ちなみにウメハラさんばっか取り沙汰される格ゲー界隈ですが、ヌキさんもメチャクチャ凄い人なので興味持ったら調べてみましょう。

【内容紹介】

より効率的に素早く、優れた遺伝子を残すことを目的に設立された超エリート高校・衿糸学園。勉学より性交渉が推奨される学園で、唯一人の童貞・清 天我は落第寸前!? しかし大切な人・彩葉と交わした「約束」のため、高校生活三年間、守り抜くことを誓うが…。
同時収録/読切『「普通の女の子」じゃダメですか?』

【週間オススメコメント】

恥じらうこと無く童貞を守り続ける主人公が格好いいのかどうなのかイマイチ分からないメンゴちゃんの新作ラブコメ、第2巻です。今回はド処女(ひどい呼称だ)の幸流ちゃんを辱めつつ、天我くんの過去に連なる重要キャラが出てきたり、ビッチーズの内面に迫ったりして周囲のキャラが固まってきました。あれ、このマンガこういう方向なの? 伏線とかはって愛と性の何たるかに迫っていく感じなの? ただのエロバカコメディなのかと思ったら意外と話がしっかりしてきた本作。むしろちゃんとしたストーリーがあることが高度なギャグな気がしなくもない。果たして天我くんの童貞の行方やいかに!?

【内容紹介】

南の楽園・イルコパ王国で日本国防軍は唯一の在外基地を秘密裏に運営していた。最新鋭戦術兵器”人型(ヒトガタ)”の研究開発部隊「第八○八技術試験中隊」を含むイルコパ基地である。基地には人型パイロットとして若い士官が集められていた。彼らは戦闘特性により「指揮官科」「突撃兵科」「狙撃兵科」に分けられ、養成される。物語は訓練を修了した各科より一名ずつ、計三名で1チームを編成するところから始まる!

日本国防軍の秘密兵器「人型」。その試験部隊の少年少女たちは母国に棄てられ、南洋の楽園で勃発したイルコパとアメリカの戦争に介入する。直面した戦場の現実。だが戦争は突如終結する。両政府の裏で工作したのは謎の組織アルカディア造兵廠。そして次なる戦いに巻き込まれる少年少女たち。それは世界各国の新兵器との壮絶な生き残り戦だった。

【週間オススメコメント】

ガンパレかと思いきやバイファムだと思ったらGガンだった「サクラブリゲイド」第3巻は、1冊丸ごと使った超大型機とのバトル! でけえ! そしてどう考えても明らかに無駄なデザイン! 無茶にも程があるシステム! なんて素晴らしいんだ! 実際、画力の素晴らしさと描写の迫力は、そんな細かいツッコミをものともしない説得力に溢れています。ロマンとは何か? それはこのマンガを見ればわかる!

【内容紹介】

脱・引きこもり?　エニートの兄や、その友人の丸山くん、隣人の倉木さんたちと散歩を楽しむようになった妹・春子。だけど働く気は全然なくて……。

【週間オススメコメント】

働くことは決してなくても引きこもりは徐々に改善されつつあるニートライフマンガ第5巻です。丸山さんがすっかりニートどもの遊び道具に……。優しいけどナチュラルSっぽさも出てきた倉木さんといい、このニートどもはなんか人の新たな魅力を引き出す能力があるんでしょうか。そして相変わらずのハイスペックお兄ちゃん。こいつ日本沈没しても生きていけるんじゃなかろうか。幼少期から勇気と智を兼ね備えすぎです。このお兄ちゃんさえいれば何とかなりそうなところも、まるで悲壮感のない本作のほのぼのさを生み出しているのですねえ。

【内容紹介】

少年野球チームのない町に育った石浜ブンゴは買い与えてもらったボールをブロック塀に投げ込む毎日。そんな「壁当て」に心血を注ぐブンゴのもとに、少年野球日本代表の野田ユキオが現れて、二人は予期せぬ対決へ…!! のちに中学校で邂逅した二人は、揃って超強豪「静央シニア」へ入団する──!! 甲子園のための甲子園を超える死闘、中学野球で、少年達の情熱が乱れ弾ける──!!

【週間オススメコメント】

野球漫画と言うと、もうだいたいやり尽くした感があるジャンルです。そこに、中学野球といういささかマイナーなジャンルで挑む、二宮裕次先生の最新作、それが「BUNGO」です。主人公の名前がそのままタイトルだったり、未刊の大器な主人公と天才ライバルという構図だったり、美人の姉ちゃんが居たりと、ビックリするぐらいのドストレートさ。しかし、主人公がストーカーじみてたり、妙に小物っぽさのあるライバルとか、単に王道一直線ではない味わいもあります。そして何といっても絵の説得力! スポーツ漫画はここがしょぼくちゃ興ざめですが、二宮先生の画力の前には杞憂というもの。どこまでも一直線に野球を突き詰める本作、野球の王道はまだまだ死んでいないと教えてくれます。

【内容紹介】

最旬漫画が時代を抉る!!

坂井がインサイダー容疑に嵌められ、
家族まで巻き込んだ犯罪者に仕立てあげられる。
金融庁からの容赦なき追及を浴び、周囲からの謗りからも逃れられない。

覚えなき犯罪が身にふりかかった時、どうすべきか。
……敵は国家権力。
冤罪を晴らすため、是枝やヘッジホッグ達が奔走する!!!


【編集担当からのおすすめ情報】
サイバー犯罪における冤罪を晴らすのには、
相当に大きな困難を伴う。
是枝達のようなハッカーですら苦心するその過程、
ぜひ臨場感を感じながら味わってください!

【週間オススメコメント】

出てくる敵がどいつもこいつもヤバイ本作ですが、ついに国家権力を相手に立ちまわるハメになっております。さすが世界征服を目指す男は敵もデカイぜ! とか言ってる場合じゃないですが、ちゃんと成長した是枝くんは頼りになるのできっと大丈夫。いやあ立派になったなあ。相変わらずオドオドはしてるけど。でも、彼が戦っているものの大きさを考えると、そのビクビクもなんかわかっちゃうんですよねえ。世間には怖いものがいっぱいあります。絶対諦めず、決して逃げずに戦っている是枝くんは熱い男ですねえ。

【内容紹介】

国立・響工業大学の新入生・穂積 恒治郎は、もと理学部 天文学科志望の貧乏苦学生。 「就職に有利」という理由で、工学部 機械工学科を専攻に選んだものの、子どもの頃に目指した“宇宙”という夢を、どこかで諦めきれずにいた。 周りの楽しげな新歓ムードにいらだち、たまたま蹴り飛ばした「空き缶」は、彼の運命を大きく変える。 その「空き缶」は、宇宙に憧れる女子学生の、そして未来の彼自身の“夢”だった―――。

国立・響工業大学の新入生・穂積 恒治郎は、もと理学部 天文学科志望の貧乏苦学生。 「就職に有利」という理由で、工学部 機械工学科を専攻に選んだものの、子どもの頃に目指した“宇宙”という夢を、どこかで諦めきれずにいた。 周りの楽しげな新歓ムードにいらだち、たまたま蹴り飛ばした「空き缶」は、彼の運命を大きく変える。 その「空き缶」は、宇宙に憧れる女子学生の、そして未来の彼自身の“夢”だった―――。

【週間オススメコメント】

夢に向かって突き進む若者は、いつだって眩しいもの。そして、それを阻む常識やら諦観やらは、いつだってすぐそばにあるものなのです。そんな風に、極めて世知辛い理由で夢を諦めた男の子を奮い立たせるのは、美しくて明るくて、ただひたすらに真っ直ぐな少女であるのが常なのだ! そんな訳で、宇宙を目指す少年……というには少し年を食ったが、だからこそ夢見るだけでなく、現実的な対処で道を切り開く事ができる青年たちの物語「衛生ガール」です。この手に宇宙を! なんて、なんともロマン溢れる話じゃないですか、ねえ?

【内容紹介】

プロレスを愛する中学生・虎山仁に華麗なプロレス技を決めたのはクラスで目立たない女子だった!!　90年代を舞台に、圧倒的熱量で贈るプロレスファンコメディー開幕!!

【週間オススメコメント】

ラノベとかでよく見る語り口調のタイトル。でもよく見るとこういうマイナス方面を向いたタイトルは実はあまり無かったりします。まあ、うん、食いつかないよね。
昨今人気復権が取りざたされる「プロレス」を題材とした本作。時代は90年代前半。一般的な知名度は衰えつつも、東京ドームや日本武道館などでのビッグマッチが多くのマニアを呼び寄せた円熟の時代です。昨今のキレイ系絵に背を向けるような、ちょっと古臭い感じの絵柄が時代を映しているようで面白い。マニア以外ついてくんなと言わんばかりの濃いネタの宝庫ですが、しっかり解説が入るのでむしろこれから好きになりたい人向けと言えるかも知れません。でも硬い地面の上でプロレス技をかけるのはやめましょう。バックドロップとかマジで危険ですのでね。関節技なら良し!

【内容紹介】

静岡の強豪、静央シニアに加入した石浜文吾は練習中に左利きであることが発覚。その左腕から放たれた直球は、誰もが驚く高次元のものだった。練習後、強豪高校のスカウトからも助言を貰い、「野球」に対しての考えを改めはじめるブンゴだったが、そんな彼にチームメイトの天才打者・野田幸雄がとんでもない行動を!? 甲子園のための甲子園を超える死闘、中学野球で、少年達の情熱が乱れ弾ける──!!

【週間オススメコメント】

環境と才能に恵まれたライバルと、そのライバルをも戦慄させる圧倒的ポテンシャルの片鱗を見せる主人公。こういう構図は割とスポーツ漫画のお約束です。一方で、科学的な根拠に基づくトレーニングの手法や、甲子園やプロを目指すにおいての現実的な視点など、根性論に頼らない現代の物差しを持つ本作。中でも特徴的なのがライバルのユキオで、ブンゴの前に立ちはだかる壁であり、彼の才能を一番に評価する盟友であり、自分を知らないブンゴを導く師のようでもある。彼についての描写はブンゴに匹敵するほど多く、実質もう一人の主人公と言っていいのでしょう。でも相棒とかそういうのとも違っていて、なかなか面白いポジションにいる。この二人の関係が今後どのように変わるのか、とても楽しみですね。

【内容紹介】

『干物妹! うまるちゃん』を作者サンカクヘッド自分番外編!!? ファンタジー! 時代劇? RPG!? エトセトラ… 此処はパラレル! ナンでもアリ! 自由気ままな妹S。“うまるちゃんS"ここに見参ッ!!

【週間オススメコメント】

ヤンジャンで大躍進したサンカクヘッド先生の代表作「干物妹!うまるちゃん」のスピンオフ作品が登場! 著者は最近売り出し中のサンカクヘッド先生! って本人やないかーい!(ズコー)
というわけで、まんが王でも1巻からイチオシし続けていたうまるちゃんの、作者本人によるスピンオフ。2頭身くらいにデフォルメ化されたいつものメンバーが描かれます。あれ、うまるちゃんいつも通りじゃね? まあ中身の方は、一応きちんと青春してる本編と違ってなんでもありのパラレルモードです。もともと小ネタ満載の作品でしたが、現実的な整合性が必要ない分さらにはっちゃけていていい感じです。よりギャグ方面に特化した作品として、本編のファンならぜひとも押さえておくべき!

【内容紹介】

復讐を誓う「羊殺し」――ついに現れた!?

2015年、血の事件は核心に染まる。

憎き連続殺人鬼・“羊殺し”――
す べ て は お 前 を 、 捕 え る た め に 。

―――――――――――――――

現代の吸血鬼“オキナガ”の雪村 魁は、
かつて恋をした女性-棗(なつめ)-を殺した犯人へ、復讐を誓う。

そして…抜かれた内臓、若き女性の死体、12年に一度のひつじ年。
“羊殺し”の条件が揃った凄惨な事件が発生―――

魁とあかり…数奇な運命に導かれたふたりは、
真犯人を捕らえることができるのか!?
時をかける謎に迫れ―――ドラマティック極上ミステリー!



【編集担当からのおすすめ情報】
ゆうきまさみが送る至宝のミステリー、第6集!
いよいよ、追い続けていた「羊殺し」が姿を現す!?
そして魁とあかり、そして棗を繋ぐ3人の関係にも進展が――!?

ミステリー要素がしっかり詰まった緊迫の第6集。
是非、魁やあかりと一緒にこの謎を解いてみてください!

【週間オススメコメント】

政治と社会を背景に、不死なる人の物語を描く「白暮のクロニクル」も6巻目。毎回しっかり1冊で事件の起こりから解決まで描きつつ、ミステリーとしての体裁をしっかり整えつつ、『羊殺し』にまつわる大きな物語も動かしてサスペンスとしての奥深さも忍ばせている本作。ゆうき先生が何よりもすごいのは、この辺のバランス感覚ですよねえ。ミステリではあれど難解になり過ぎず、サスペンスなれど深刻になり過ぎず、軽妙な会話で場を繋ぎつつ、気づけば物語の流れにどっぷりと引き込まれる。もはや断言していいでしょうが、名作です。

【内容紹介】

ゆず子と戦うために、新人枠選抜トーナメントに出場した夏央。幼なじみとの死闘を制し、彼女は辛くも決勝進出を決める。準決勝第2試合でのゆず子の相手は、実力と特殊体質を合わせ持つ難敵パク・ドゥナ!決勝戦進出するのはどちらだ!?

【週間オススメコメント】

かませかと思ったら超強かったパクさんが、でもやっぱりカワイイ7巻目。とはいえ今巻の主役はやはりゆず子です。某プロゲーマーの言葉ですが、試合の勝敗や周囲の評価よりも、自分の成長こそが喜びであり勝利である、そうあることこそが勝者であり続けるという事なのだそうです。
目の前の試合の勝敗とか、誰かができる事を自分ができないとか、そういった結果をもって他人が自分に下す評価とか、そういうものに全く興味を示さない。ひたすら自分だけを見ていて、他人は全部「自分」というフィルターの向こうにしかいない。どういう目にあっても敗北感を感じてくれない人って、周りから見たら恐怖でしかない。そこには全く「弱さ」というものが伺えず、故に弱さある人の心をねじ伏せてしまうから。こういう怖い怖いゆず子ちゃんが、なぜ夏生に執着を見せるのか。物語の全てに答えを出すのはもうすぐのようです。

【内容紹介】

高1男子×魔法つかい、とんだおとぎ話開幕

ごくフツーの男子高校生・椿の元へ、ある日突然、深刻な使命を背負った魔法つかい・シドが現れる。シドに協力(=契約)を頼まれる椿だが「俺には関係ない!」と断り続ける…。噛み合わない<俺(高1男子)×魔法つかい(♂・ちょっとアレ)>のバディコメディー!

【編集担当からのおすすめ情報】
「イケメン」「魔法」「コメディー」――3つのキーワードが気になる方にはぜひチェックしていただきたい! チョット反抗期(!?)な高校一年生男子の椿くん。恐ろしく重たい使命を背負って異世界からやってきた魔法つかい・シド。このふたりの全然噛み合わないやりとりを中心に、とんだ「おとぎ話」が大展開――ご期待ください!

【週間オススメコメント】

唯一の友達を失い、悲しみにくれる少女の元……には現れず、何故かそのお兄ちゃんの元に現れた魔法つかい。願いを叶え、代わりに契約を結び……はせず、それでも再び彼のもとに現れ……ようとして物干し竿につっかえて、まあそんな感じでひたすら噛み合わない魔法つかいと高1男子のバディコメディです。でもストーリーそのものはすこぶる真面目。ただ、イケメンだけど口下手で要領が悪くて変にマジメな魔法つかいと、イケメンだけど口が悪くてひねくれ者のリアリストな椿くんのやり取りが噛み合ってないだけです。どう見ても明らかに相性が悪いというかウマが合わないお二人。なんとか契約にこぎつけようと一生懸命なシドさんが不憫です。魔法つかいなのに不憫枠……今からでも妹の方に乗り換えちゃえばという気もしますが、残念ながら物語はこの二人を求めているようです。頑張れシドさん!

【内容紹介】

聖女子にされて操られた親友・笑美を救えず、落ち込むかすみ。そんな中、敵である組織のエージェント・ミカエルは組織の方針に疑問を抱き、かすみを守ることを約束する。安心したのも束の間に、『女王の手鏡』と『女王の小指輪』を奪うため新たな聖女子・ハンナが日本に召喚されてしまう。今までの相手よりも魔法を使いこなす強敵がかすみの前に立ちはだかり…!?

【週間オススメコメント】

傷つけば痛いし、傷みが過ぎれば死にもする。ジャンプ改の休刊に伴いウルトラジャンプに移籍した井上淳哉先生のリアル魔法少女ストーリー第2巻です。親友との悲しい戦いを乗り越え、仲間もできて安心……とはもちろんいかず、マジヤベえ強敵との更なる戦いが待ち受けているのでした。弱いままではいられない。成長しなければ生きられない。とことんシビアで容赦無い展開は井上先生らしいですが、主人公が気弱な女子中学生って事で余計に不憫さがにじみ出てますねえ。頑張れかすみちゃん!

【内容紹介】

マルタの結婚!?

マルタさんはポルトガルから留学してきた女の子。築70年のおんぼろアパートでつつましくも、ご飯にはこだわって東京生活を満喫中! それなのに、仲良しのご近所さん・神永さんに、由緒正しい都内の有名ホテルで、マルタさんが結納(?)の席にいるのを目撃されてしまった…!? 急展開、連載100回記念話を収録した待望の第7集!

【編集担当からのおすすめ情報】
浮いた話ひとつ無かった、花より団子のマルタさん。
そんなマルタさんにいったい何が!?
めでたい、かなしい、さみしい、おいしい。
100回記念は大波乱です!

【週間オススメコメント】

まさかの事態がありそうでやっぱり無い。でも美味しさと暖かさは溢れるマルタさんの日常も7巻となりました。しかしショートブレッドだのバーニャカウダだの飛竜頭だの、マルタさんの料理スキル高すぎですね。お願いだから嫁に来てください(切実)。今回は100回記念という事でちょっとしたイベントもあったり、隣人からみるマルタさんの番外漫画なんかもあり。そりゃこんな隣人がいたら毎日楽しいですよねえ。嫁が無理ならせめて隣に住んで下さい(切実)。

【内容紹介】

馬渡ゆず子と戦うために、新人枠選抜トーナメントに出場した石堂夏央。強敵、難敵を乗り越えて、決勝進出を決めた夏央とゆず子。ついに対峙する天才と怪物、二人の女子高生。「私は充実している人間を許さない!」女子バトルコミック、ここに完結!

【週間オススメコメント】

開幕からアレにも程がある扉絵と話タイトルで始まる最終巻。もちろん描かれるのは夏生とゆず子の決戦。最初の邂逅と同じ攻撃を交わして、同じやり取りで始まる因縁の戦い。果たしてその決着は……おっとこの先は本でな。
結構似た者同士にも見える夏生とゆず子ですが、あれで案外『どうにもならないこと』にいっぱい直面してきた夏生と、そんなものに気付きもせずひたすら突っ走るゆず子。やっぱりどう見てもゆず子のほうが主人公らしいですが、そういう『主人公らしさというおかしさ』に真正面から文句を言うために、夏生はこういう人物だったのでしょう。実際、現実でこの二人のような人が、この二人みたいな振る舞いをしたら、夏生のような境遇になるでしょう。なのになぜか上手く行ってしまっている(というか、上手く行ってない部分には一切目もくれない)ゆず子。そりゃ気に食わないよね。だからやっぱり、夏生はそれにふさわしく主人公であったのだと思います。性格悪いけど。

【週間オススメコメント】

かつて少年ガンガンで連載し、アレがソレで第1部完のままとなっていた「里見☆八犬伝」がまさかの再起動。「REBOOT」の名の通り旧版のリメイクとなっており、信乃の旅立ち、荘助との出会いから再び描かれています。旧版よりもストーリー重視のシリアス風味で、より原作の八犬伝に近……づいてはいないかな……真面目に戦っていてもそこかしこに覗くコメディ風。よしむら先生はこうでなくっちゃね。あとスキあらば挟み込まれる信乃ちゃんの裸体とか。まあ何と言っても、懐かしいあのキャラたちにもう一度会えるってだけで文句なし! あ、男の娘はまだです。

【内容紹介】

日本選手権予選に向け、AチームとBチームがメンバー入りを賭けて、紅白戦に臨む静央シニア。圧倒的な実力を見せつけるAチームに対し、人生初登板を迎えるBチームの2番手・石浜文吾は野球経験がほぼない状態で、「左腕の直球」の輝きを放てるのか…!? 野田幸雄との「対話」で確実に覚醒を始めたブンゴ。その投球はあまりにも意外な展開を導いて──!? 甲子園のための甲子園を超える死闘、中学野球で、少年達の情熱が乱れ弾ける──!!

【週間オススメコメント】

メンバー入りを賭けて熾烈な戦いの中、ついに大器がその片鱗を見せる第3巻。今回も今時めずらしいくらいの熱血仕様でお送りしております。いやーブンゴ君いいですねー。先のことなんか一切考えない、ひたすら目の前の事に全力投球していくスタイル。理論の面白さが描かれる作品だからこそ、それを飛び越えてくる熱さ、真っ直ぐさが眩しく輝くのですねえ。まだまだ未完の大器なれど、既に名門シニアの戦力となりつつあるブンゴ。果たしてこのままエースへの道を駆け上がれるのか?

【内容紹介】

私たちは、未来をシェアします!　独身アラフォー5人による、一風変わった人生の歩き方。
同性婚、嫌婚、ぼっち婚…多種多様な生き方が溢れる現代で、女5人の「終の棲家」は、ワイワイガヤガヤ今日も楽しい◎

【週間オススメコメント】

老いも若きも未来が見えない不安に晒される昨今、1人では無く誰かと一緒にいるという事が、心の救いとなることは少なくないでしょう。そんな中、多様な価値観の戸惑いと、アラフォー独女という現実に不安を抱える女性5人が住処を共にして、未来を分け合い生きていく物語。それが本作です。
『東京ラブストーリー』を始めとする懐かしい単語が次々に出てくるのが、流れた時間の長さを思わせて懐かしさと共にちょっとした不安も運んでくる。けど一方で、そういう感覚を共有できる他者がいる事のありがたさも描かれる本作。悪い思い出も誰かと語らえば笑い話になったりもする。未来は中々暗澹としているけど、まあまあ、案外なんとかなるもんです。そういう気持ちにさせてくれるのも、やっぱり同じ気持ちを抱える誰かなのですねえ。

【内容紹介】

たいしてやることもなく、かといって働かず、まったりすごすアホ兄妹。そんなふたりが暮らす石井家に、春子の友達と名乗る大柄の女性が訪ねてきて……。

【週間オススメコメント】

パワフルな新キャラ登場でついに兄妹の働くべき時が来たりはもちろんしない第6巻。ニートは今日もニート。気ままにのんきにノーワークライフを満喫中です。ついでに、周りの人達もあてられてのんき空間を共有しております。なんて癒される時間だろう。
新キャラ稲森さんの態度に顕著ですが、この人達はニート兄妹を避難しないのと同時に、腫れ物に触るような特別扱いもしていないのが良いですね。ニートっぷりを話題にしないような変な気遣いをしない。彼らの間には『仕事してる人と、そうではない人』という明確な違いがあるのですが、誰もそれを問題にせず、飾らず自然体で一緒の時間を過ごしている。こういう人たちに囲まれているなら、確かに、働かなくても日々は幸福でしょう。いい友達持ってるなあ君ら

【内容紹介】

「まじめ系クズ」こと真島九澄は、まじめの皮をかぶったクズ野郎!そんな真島は、先生もクラスメートもだまし切り、目立たず、楽に学校生活を送るため、数々の技を持っていた。しかしそんな真島に興味を持つ本物のクズ・恐田や、クラス一のまじめ・清川、そして熱い視線を送る謎の女子・「見てるヤツ」など、変わった生徒たちが、真島の周りに集まり始める!新世代のクズヒーロー・真島九澄の青春・日常・学園コメディ!

【週間オススメコメント】

要領が良く、そこそこの能力があり、周囲の様子を敏感に察知する洞察力がある。これらの技術をフル動員して日々を送る九澄くんは果たして本当にクズなのか疑問に思えなくもないクズコメディ「まじめ系クズの日常」第1巻です。
場を乱さないためには我慢もするし、苦手なことも頑張るし、まずい事態は収拾に努める。絶対コイツ割といいやつだと思うんですがねえ。積極性に欠けるのは事実ですが、だからこそテンション高くてちょっと強引な仲間たちの存在が輝くのです。もはや普通の輝かしき青春! 本人が嫌そうなのを除けば! しかし高いステルス力を持つ割に、トラブルが向こうからやってくる九澄くんに平穏はまだまだ訪れなそうですね。生㌔。

【内容紹介】

90年代、地元・足立区で負け知らずの若きゲーマー・ウメハラは強豪プレイヤー達に揉まれ、スト2で徐々に頭角を見せ始める。しかし、ゲームへ打ち込む事への風当たりは強く、やがてそれは一つの葛藤を生む事に・・・・・・。「そんなもん強くなってどうするんだ?」「キミ、人生の敗者だよ?」　果たしてウメハラはゲームに打ち込む事への意味を見いだせるのか?　

【週間オススメコメント】

死闘に次ぐ死闘のヌキ編が終了……というかもはや「オオヌキ FIGHTING GAMERS!」だった気がする第2巻を終え、いよいよストⅡ編が始動しました。梅原さんの著書を読んでいると、独特の勝負哲学を持っている事がわかるのですが、それらがどのように構築されていったのか。それが少しづつ描かれ始めたようです。変な噛み合い方して負けた後の、「あらら」って感じの反応が象徴的ですね。
それはさておき、2巻までのツトム君に相当する「格ゲーと関係ないところにいるキャラ」も登場して、可愛い女の子なのでヒャッホイ! ……じゃなくて、多方面からウメハラさんの立ち位置が描かれていくようで、この先どういった展開をするのか、事実に基づいた作品だけに余計気になりますねえ。

【内容紹介】

高校生徒会を舞台にした青春群像劇

入学して1か月が経ち、
正式な生徒会スタッフとなった幸と公志朗のふたり。
公志朗は、会長から「新入生歓迎マラソン」の
代表旗手に推薦される。
そして迎えた大会当日。
幸が会長に挑んだ“勝負”とは―――?


【編集担当からのおすすめ情報】
「また明日、生徒会で」

野球の夢をあきらめた少年。
夢を見つけられなかった少女。
高校生徒会を舞台にした青春群像劇、第2集!!

【週間オススメコメント】

何かが噛み合わなかったりして、夢には届かないままでいる少年少女の青春、第2巻です。どこかうつむきモードの烏谷くんを何とかするため、奮闘する丸ちゃんがカワイイのだ! マンガの生徒会ってなんかチートっぽかったり、ロクでもない連中が跋扈してたりしますが、本作は妙に地味な仕事といい、実に「らしい」生徒会活動が描かれます。ああ、青春。輝かしかったり眩しかったりだけじゃ無いあたりが特に。
傷ついた人と、傷つくことができなかった人と、付いた傷を乗り越えた人。子供に見えても色々ある高校生。だけど、一人じゃなければ案外なんとかなるものです。がんばれ少年少女よ。

【オススメコメント】

プロゲーマーとは言っても、我々が見るのは基本的にゲームの画面な訳で、パッと見だけだとその存在は「スゴイ動きをするCPU」的なニュアンスで見てしまいがちです。しかし、彼らは実際にそこにいて、生きている人間であるなので、各々がそれぞれの人生を歩んだ結果としてゲームをやっているわけです。もちろん、人生におけるゲームの意義も人それぞれであり、それぞれにドラマがあるのです。プレイ以外は割と謎な「プロゲーマー」という人々をちょっと身近に感じられる本作。そりゃあ、ゲームを楽しむ気持ちはみんな同じですものね。しかしチョコさん完全にヒロインだ……。

【内容紹介】

「オ〇ニーをしないとあそこが臭くなる」。
そんな記事から、ひとりエッチ未経験の女子高生3人が結成した
X(くさいの)Y(やだから)Z(絶頂する)団。
時にはこたつで、時には屋上で、そして時には他人のひとりエッチを調査して……。
あそこの臭いを守るため、JK3人絶頂目指して、発禁ギリギリ(!?)奮闘中♪

【週間オススメコメント】

エロとバカのどっちが強いのかイマイチわからなかった第1巻からこっち、明らかにバカ成分が増えてきてどうしたら良いのやら。でもこれが酉川宇宙先生の持ち味なのかも知れません。そんな訳で絶頂を目指すバカ三人娘の奮闘記第2巻です。コミュ症ぼっち三白眼が可愛く、微妙にバカではなさそうな第4の娘も登場して、参戦しそうでしなかったりしてます。今回一番エロかったのこの娘なんですが大丈夫なんですかね。そして別の友だちを巻き込みそうになったりした結果、どうでもいいけど割と最悪な遺恨が生まれたりもしてます。このマンガは一体どこに行こうとしてるんだ……。

【内容紹介】

世界で一番わからない少女。

その投稿作は、
それを読んだ審査員の人生観を変えてしまう。
投稿者の名は、鮎喰響。わずか15歳の女子高生だ。
その圧倒的な才能に惚れ込んだ文芸編集者の花井は、
編集部で、響と初の打ち合わせに入る。
響のことなら、なんでも知りたい花井。
しかしその天才少女は、
自分の尺度と現実とのギャップを埋められず、。
行動も発する言葉も
予測不能で制御不能だ。
響の目にこの世の中は一体どう映っているのか。
花井は響に当惑しつつも、
響とは何かをますます知りたいと思う。

【編集担当からのおすすめ情報】
芥川賞作家の西村賢太氏も推薦の大人気コミックです。
天才少女の響は、何をするかわからないけど、そこが可愛い。
普通の顔だけど、そこも可愛い。
その奇跡のヒロインから目が離せません。

【週間オススメコメント】

響ちゃんってなんか刃物っぽいですよね。そこにある限り、周りの方がその存在を意識し、態度を変えざるを得なくなってしまう感じ。好きなモノを好きと語る言葉は飾り気がなく、真っ直ぐな性根は愛らしくもある。しかし、誰と触れ合っても変化しないそのむき出しの自意識が、周囲に否応なく変化をもたらしてしまう。3巻目ともあって響ちゃんはいろんな所に出向いてますが、この爆弾みたいな女の子を世に放って大丈夫なのかとても不安感。でも、響ちゃんは正直なだけで、それがとても魅力的でもある。うーん、人間てのは奥が深い。