華竜の宮(上)
作者 |
上田早夕里
|
ジャンル |
文庫 |
JAN/ISBN |
9784150310851 |
出版社
|
早川書房
|
レーベル
|
ハヤカワJA文庫
|
発売日 | 2012-11-12 |
価格
|
902円(本体820円)
|
カテゴリ |
ライトノベル
|
ポイント3%(27ポイント)
カート確認
内容紹介
滅亡を前に、人類はどう生きるべきか?ベストSF2010第1位、日本SF大賞受賞新世代日本SFの金字塔、ついに文庫化
地殻変動で陸地がほぼ水没した地球。人類は自らを滅ぼす誤った道を進みながら、僅かな陸地に残り文明の進化を求めた陸上民と海で生きることができるように遺伝子に手を加えた海上民の二つに分裂してしまう。陸上民であり日本政府の外交官である青澄は二つの民族の対立を無くそうと海上民でアジア海域の長であるツキソメにコンタクトをとろうとする。しかし、事態は青澄が想像もつかない未来へ進もうとしていた…
コメント
今のままの人類でいることを選択し、文明の進化で対応しようとする陸上民。海で生きることを選択し、遺伝子を変化させ海の生物と共生することで対応しようとする海上民。外見の変化はあまりなくも完全に別種として進化していく二つの人類がぶつかり合う未来。別種となった人類は互いを理解し、受け入れることができるのか?なぜ今のタイミングでオススメするかはご想像におまかせしますが、是非とも読んで欲しいSF名作です。
人類に過酷な運命を与える未来に人類はどのように選択するのか?見にくい人同士の争い、他種を受け入れることの勇気などなどSFが苦手な人でも受け入れやすく、そして面白くて一気に読めることができる作品だと思います。