政岡憲三とその時代 「日本アニメーションの父」の戦前と戦後
作者 |
萩原由加里
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ジャンル |
書籍 |
JAN/ISBN |
9784787273741 |
出版社
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青弓社
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発売日 | 2015-03-27 |
価格
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3,300円(本体3,000円)
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内容紹介
戦前の日本で本格的なトーキー漫画映画を手がけ、セル画という手法を導入し、戦時下の1943年に傑作『くもとちゅうりっぷ』を監督として作り上げた政岡憲三。手塚治虫ではなく、なぜ政岡が「日本アニメーションの父」と呼ばれるのだろうか。
彼の足跡を軸に、映画の発展、トーキー漫画映画の登場、プロパガンダとアニメーション、『ファンタジア』の呪縛、といった日本の映画史・アニメーション史に光を当てる。そして、戦後に政岡が関わった人材育成、さらに漫画映画からテレビアニメへの橋渡しの役割を検証し、漫画映画制作の第一線から退いてからの政岡の功績を再評価する。
「手塚治虫以前/以後」「映画/アニメ/テレビ」といった枠組みでは収まりきらない日本アニメーション史のダイナミズムを、政岡が歩んだ道から照らす。