空飛ぶ卵の右舷砲(2)

空飛ぶ卵の右舷砲(2)
作者 喜多川信
イラスト こずみっく
ジャンル 文庫
JAN/ISBN 9784094517675
出版社 小学館
レーベル ガガガ文庫
発売日2018-12-18
価格 652円(本体593円)
カテゴリ ライトノベル  
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内容紹介

迷いを断ち切る鋼の回転翼。

人造の豊穣神・ユグドラシルによる文明絶頂期の中で、『大崩壊』は起きた。世界人口の半数以上が死に絶え、突如現れた樹獣・樹竜と呼ばれる異形の怪物たちによって人類は地上から追放されて、その拠点を人工の浮島・海上都市へと移した。
『大崩壊』から数十年。小型ヘリ<静かなる女王号>を操り、樹竜狩りを生業とするヤブサメとモズ。旧都市・新宿での作戦後、二人は女王号を修理するため伊勢湾海上都市へ向かい、その途中で『ヤドリギ』の弟を誘拐されたという少女・エナガと出会う。ヤブサメは東京湾での面識もあり、エナガの境遇を他人事とは思えず助けようとする。
しかし、感情的なヤブサメとは対照的に、モズはひどく冷静だった。
「厄介事に首を突っ込むなら、金になりそうなやつにしな。正義の味方がしたいなら、ほかをあたるんだね」
モズにそう拒絶されても、この事件が「意思疎通の出来るヤドリギの存在」に繋がるのではと焦り、ヤブサメはがむしゃらに行動するのだが……。
悩み、苦しみ、己に問い続ける。しかし、困難を切り拓くのはいつの時代だって人の意志だ。これは空を駆り、樹竜を狩る者たちの物語。鋼の翼と意志が試される第二幕。


【編集担当からのおすすめ情報】
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