ひきこもりな余をどうやって魔王にするというのじゃ?

内容紹介

小説投稿サイトで小説を投稿している高校生の俺の許に届いた一通のメール。
そこには「あなたの文章に引かれました、ぜひお目にかかりたい」と。
これは俺の小説に惚れ込んだ、どっかの出版社からのスカウトに違いない！
さっそくメールを返した瞬間、パソコンの画面に浮かび上がってきたのは魔方陣!?
まばゆい光りに包まれて目をあけると、そこには異世界となんでか土下座しているダークエルフがいらっしゃって……。

事情を聴いてみると世襲で魔王になった第一皇女が、極度の引きこもり＆あがり症で国の威信に関わるからどうにかして欲しいというのだ。
先代魔王の威信でどうにかいまのところは大丈夫らしいけど、新米魔王が国民の前に現れずこのまま国の威信が下がれば政情不安、国民の不信、国内クーデターに近隣諸国からの侵略という事態に……。

だから俺の書く文章で、人の心をうつスピーチを代筆して欲しいんだとさ。
もとの世界に戻って書きかけの小説を更新するためにも、まずはひきこもり皇女をどうにか引きずり出さないと。