内容紹介
数十年前の退魔大戦で勇者達5人によって、魔族を討ち平和を謳歌している人間族の国。エスペリダスに住む少年・アルドは勇者の仲間の一人のハマーマに憧れ、魔詠歌手になるためにエスペリダスに出てきた女の子ナシラと出逢う。
騙されて行き場失ったナシラと生活することになったアルドは、母親が勇者だったことを知りアルドは母を追い、運命のいたずらか名剣・地轟剣を手にしてしまう。
二振りある名剣・天雷剣が魔族の王エルハイヤに奪われたことを知らぬ人間族は、忍び寄る魔族の軍に気が付かずにいる……
ファンタジー漫画の金字塔とも言える「エルナサーガ」を手がけた堤抄子氏による正統派ファンタジー作品遂に登場!
魔詠歌手になることを夢見る少女ナシラと出逢い、偶然勇者として担ぎ上げられてしまったアルド。求めていたものと違う勇者という力。そして、忌み嫌われていた魔族の本当の姿。一方、勇者によって奴隷の地位に落とされた魔族の国を再興するため立ち上がった少年・エルハイヤ。運命に流され悩み、苦しみ、傷つきながらも運命を切り開こうとする3人の少年少女の物語です。