内容紹介
ゼラーナの領土への侵略に失敗したヴラーはヴェルタンの領土へ新たに侵攻を開始しる。アシャドの夢にてその侵攻を知ったヴェルタン達はトログ帝国軍と海賊船団を率いて向かうのだった。争いのない豊沃なヴェルタンの地で起こる戦いを前にナラサン達は集結するのだが、予言にあった第二の侵略する者どもがにわかに動き始める。そして新たな神々が目覚めはじめる……
新たな戦いの前の小休止とも言える3巻となりました。今回はダレイネ、ナラサン、スケル達が過去を振り返り、彼らの視点から今回の戦いを見つめる物語がメインとなっています。
そしてエレリア達新しい神々の目覚めから謎の女性アーラの秘密などこの先物語の核となりそうな展開が随所にちりばめてあります。動きの少ない巻となりましたが、4巻で熾烈になりそうな戦いの前に改めて登場人物達を見直すにはいい巻になっています。