カクリヨの短い歌(3)
作者 |
大桑八代
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イラスト |
pomodorosa
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ジャンル |
文庫 |
JAN/ISBN |
9784094514704 |
出版社
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小学館
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レーベル
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ガガガ文庫
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発売日 | 2014-03-18 |
価格
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628円(本体571円)
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カテゴリ |
ライトノベル
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ポイント3%(19ポイント)
カート確認
内容紹介
和歌の世界で交錯しあう複雑な人間模様――
「梅は咲いたか、桜はまだかいな……」
春風に漂う白檀の香りを味わうように目を閉じ、真晴は笑った。
どこか血の臭いが似合うような、凄惨な笑みだった。
「待ちに待った季節。せいぜい艶やかに咲いて、気が向いたら散ってやるさ」
桜は咲いて散るものだと信じていた。
ひと思いに散ることもできずに枯れ死ぬことがあるとは、思っていなかった。
とある仏像を狙う孤高の天才歌人・帳ノ宮真晴と、彼女を狙う若き歌詠み――椿市と振根。そこへ祝園完道を加えた各人の思惑が「鎮花祭」で交錯する。三十一文字を巡る物語・第三章、桜は咲いて散るものだと信じていた………。