ベストオブ劇画タカラヅカ

内容紹介

タカラヅカの人気舞台を、ベテラン作家陣がコミカライズした名作選。宝塚歌劇100周年の記念復刊≪初版完全限定≫!
宝塚ファン&少女漫画ファン、どちらにも嬉しい幻の名作がベストセレクションで復刊決定です。
幾度となく上演されてきた宝塚の名舞台が、コミックになって帰ってきました。
コミカライズするのは大御所作家陣。二度と見られない、贅沢なコラボレーションです。
今回は、選りすぐりの4作品を収録。カバーは、高橋真琴の美麗イラストでの新装復刊です。
昔の舞台を懐かしむ方も、最近の舞台を観た方も、これを読んで、あの感動をもう一度!!

▼収録作品
『星影の人』(武田京子:絵/柴田侑宏:作)
かつては汀夏子・麻美れいの黄金コンビで、また2007年には水夏希・音月桂・白羽ゆり・鳳稀かなめによる舞台で再演された作品。作画は、武田京子が初めての時代物に挑戦。短い生涯を生きた天才剣士・沖田総司の儚い恋の物語です。
『虞美人』(わたなべまさこ:絵/白井鐡造:作)
古くは春日野八千代・八千草薫・寿美花代、また宝塚60周年では鳳蘭・安奈淳・松あきら・瀬戸内美八はじめ数々のスターで上演された名作。2010年には真飛聖・壮一帆・朝霧まなとも演じた中国の大ロマン作品。対立する二人の英雄に愛された女の運命を描く。
『虹のオルゴール工場』(あすなひろし:絵/高木史朗:作)
宝塚には珍しい現代日本を舞台にした楽しいミュージカル作品。1960年代初頭の世相を現した画期的作品と言われています。正統派二枚目の星空ひかる・那智わたるが主役を演じました。作画は繊細で叙情的な作風で多くの漫画家に影響を与えた、伝説の漫画家あすなひろしが担当。
『我が愛は山の彼方に』(こさかべ陽子:絵/植田紳爾:作)
直木賞作家・伊藤桂一氏の『落日の悲歌』をもとに植田紳爾が脚本を書き、長谷川一夫が演出した宝塚初の朝鮮武将モノ。鳳蘭・大原ますみ・安奈淳というゴールデン・トリオを生んだ伝説的な舞台です。その後も、峰さを理・稔幸・霧矢大夢・龍真咲といったトップスターが演じてきました。1971年初演時に絶賛を浴び、1984年の再演時には芸術祭優秀賞を受賞した秀作。