衛星ガール(1)

内容紹介

国立・響工業大学の新入生・穂積 恒治郎は、もと理学部 天文学科志望の貧乏苦学生。 「就職に有利」という理由で、工学部 機械工学科を専攻に選んだものの、子どもの頃に目指した“宇宙”という夢を、どこかで諦めきれずにいた。 周りの楽しげな新歓ムードにいらだち、たまたま蹴り飛ばした「空き缶」は、彼の運命を大きく変える。 その「空き缶」は、宇宙に憧れる女子学生の、そして未来の彼自身の“夢”だった―――。

国立・響工業大学の新入生・穂積 恒治郎は、もと理学部 天文学科志望の貧乏苦学生。 「就職に有利」という理由で、工学部 機械工学科を専攻に選んだものの、子どもの頃に目指した“宇宙”という夢を、どこかで諦めきれずにいた。 周りの楽しげな新歓ムードにいらだち、たまたま蹴り飛ばした「空き缶」は、彼の運命を大きく変える。 その「空き缶」は、宇宙に憧れる女子学生の、そして未来の彼自身の“夢”だった―――。

コメント

夢に向かって突き進む若者は、いつだって眩しいもの。そして、それを阻む常識やら諦観やらは、いつだってすぐそばにあるものなのです。そんな風に、極めて世知辛い理由で夢を諦めた男の子を奮い立たせるのは、美しくて明るくて、ただひたすらに真っ直ぐな少女であるのが常なのだ! そんな訳で、宇宙を目指す少年……というには少し年を食ったが、だからこそ夢見るだけでなく、現実的な対処で道を切り開く事ができる青年たちの物語「衛生ガール」です。この手に宇宙を! なんて、なんともロマン溢れる話じゃないですか、ねえ?