内容紹介

「目的はただ一つ。柔道を潰すことです」

地に墜ちた柔道界はもはや不要――
腐敗した大組織・講英館に
宣戦布告をした天才高校生・朱点一真。
「否定したければ、三年以内に僕を倒してください」
と語る一真の挑発に、柔道家達は奮い立ち・・・!!?
“朱点一真を倒せ”。
風雲急を告げる反柔道奇譚、第一巻!!

古くより名作漫画が多数存在する柔道漫画の歴史に新たな1ページを刻むであろう、伊織先生の最新作「暁の暴君」第1巻がいよいよ発売しました。例の宣言文が載ってからすぐに始まった本作は、尖りに尖った針のような鋭さと燃え盛る熱さで「柔道界」を描く作品となっています。
柔道のように基本が個人競技の題材を用いる場合、大抵は弱い主人公のサクセス・ストーリーになりがちですが、本作は一味違います。主人公の「柔道を潰す」という言葉で始まるように、腐敗した業界に真正面から否を突き付け、ただ一人で「柔道界」そのものと戦うアンチ・ヒーロー物語。そういえば現実の柔道界もちょっと前にいろいろあったりしましたねえ。こういう人が現実にいたらどうなっていたものでしょうか。傲慢なる異端者か、革命の英雄か。朱点一真の活躍に目が離せません。ところで一真くんそのメイドさん一人くれない?

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