血と霧(1) 常闇の王子
作者 |
多崎礼
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ジャンル |
文庫 |
JAN/ISBN |
9784150312329 |
出版社
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早川書房
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レーベル
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ハヤカワJA文庫
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発売日 | 2016-05-25 |
価格
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902円(本体820円)
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カテゴリ |
ライトノベル
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ポイント3%(27ポイント)
カート確認
内容紹介
血の価値を決める三属性――明度(バリュー)、彩度(クロマ)、色相(ヒュー)――による階級制度に支配された巻き貝状の都市国家ライコス。その最下層にある唯一の酒場『霧笛(むてき)』で血液専門の探索業を営むロイスのもとに、少年ルークの捜索依頼が持ち込まれた。だが両親だと偽る男女は、事件の核心部分を語ろうとしない。価値ある血を持つと思われる少年に自らの過去の因縁を重ねたロイスは調査を始めるが、それは国家を揺るがす陰謀の序章に過ぎなかった。
コメント
「煌夜祭」の衝撃は未だ忘れられず、その後も面白い設定を元に引き込まれる作品を描き続けている多崎礼先生。今回も血が何よりも価値のあるスチームパンク世界のハードボイルド作品を仕上げてきました。とある事件で出会った王子との関係は「守り人」シリーズを思い出し、二人が仲良くなっていく姿にじんわり。
クセと惹かれる登場人物達と主人公の秘密や過去。一気に読み切った充実感のある作品です。7月には2巻が発売で楽しみでなりませんよ。
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