【内容紹介】
ゆうきまさみ新境地は極上のミステリー!
そこは、「悲しき不老不死――オキナガ」が存在する世界。
厚生労働省の新米公務員・伏木あかりが配属されたのは
不死の種族「オキナガ」を管理する部署。
厚労省での仕事1日目にオキナガ惨殺事件と遭遇し
怪死事件を追う任務を与えられる、あかり。
しかも見た目は少年、中身は88歳老人の殺人事件マニア・
幸村魁とタッグを組まされ…。
時を越えて生きるオキナガに起こる怪死事件、
彼らの想いが紡ぐ年代記(クロニクル)。
日常系×非日常ミステリーの世界へようこそ!
【編集担当からのおすすめ情報】
30年以上も一線で描き続ける作家の、ほぼ10年ぶりの新連載。
ここで、ゆうきまさみは何を描くのか?
ミステリーを主軸にしつつも
過去作に通底する小気味よい組織論やコメディはそのままに、
あらたに「ほろ苦い恋愛要素」も加わりました。
2014年、今なお進化する漫画家・ゆうきまさみの姿を、
ぜひあなたの目で目撃してください!!
【オススメコメント】
小気味良く読めるテンポの良さとか、軽妙な会話の楽しさとか、ハッとする表情の描き方とか、もう、これ以上ないほどゆうきまさみ先生です。今回はミステリーという事で、ネームの情報量がかなり多いのですが、全くつっかえる事なく読ませる構成力はさすがの一言。マンガを好きだというなら、読んで損は絶対しない! と自信を持ってオススメできる1冊。みなさんも周りのマンガ好きに勧めてみては?
【八王子店コメント】
2013年はゆうき先生の単行本発売が無かったのですが、これって何年ぶりのことなのやら。長~いこと第一線で活躍し続けるだけあって、完全新作となる本作もスラスラ読めてわかりやすく、先が気になってついつい読んでしまう。なんというか「わ、コレすげえ!」って感じじゃないんですよね。サクサクペラペラ、気が付くと時間を忘れて最後まで読んでいる、という感じです。ベテランもいいところのゆうき先生ですが、全然古さを感じさせないので最近の漫画ファンにもぜひオススメしたいところ。懐かしのあのマンガではない、今なおマンガの最前線を行き続けるゆうきまさみの真価を見ることができます。読まないと損だぜ、マジで。
コメント:のん
漫画家としてのデビューは実に1980年という古豪のゆうき先生。しかしてその人気は今もってまったく衰える事がなく、新刊が発売する度に青年コミックの売上上位に名を連ねるお人です。恐るべきはその安定した刊行ペースで、「バーディ」終了直後の2013年を除き、ほぼ毎年3冊以上の単行本を刊行し続けています。そして販売数を見ると、巻数が長くなっても、新しい作品が出ても、ほとんど落ちることなく安定した数字を保ち続けているのです。
新たに発売された「白暮のクロニクル(5)」も、発売1週間を待たずに4巻の実売数に並びつつあります。人気作ほど次の作品では数字が落ち着いてしまったりするものですが、ゆうき先生は作品が変わっても人気は変わらない稀有な作家さんなのです。書店としてもこれほどありがたい作家さんはなかなかおりません。
長く一線級で働き続けながら、今なお新しい作風を貪欲に取り込み進化を続けるゆうきまさみ先生。その進化の軌跡を辿ってみると、漫画の歴史の一端を知ることができるかもしれません。
ゆうき先生の他作品はコチラから!(多いので分離しました)