内容紹介

注目の才能ここに初登場!　化石燃料の発見以前に核開発に成功した異世界を舞台に、脳とサーバーを無線接続し、個々人が苦痛を感じたら脳に演算を送り込んで消失させるペインフリーという社会システムの変革に挑んだ英雄の活躍を描く冒険譚。人間と社会のあるべき姿を論じつつ、演算による現実化技術「発現」、完全な人造生命体「這脳」などこの異世界独自の現象を駆使し描く、新しきSF活劇の登場です!

勇者という単語から、某国民的RPGの主人公のような人物像を想像する人は僕だけではないと思いますが、この作品の勇者は今のとこただの軍人です。特殊な能力でも不断の意志でもなく、特異な生まれや大いなる意思によってでもなく、それでも彼が勇者であるのは何故か?ヴォグ・ランバの行動は決して(我々の)常識の埒外ではないってとこがポイントですよね。あとはコチラの不意をつく、ギョッとするコマの使い方とか。来月には完結の2巻が出ますので楽しみです。
コメント:のん

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