【内容紹介】
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科2021年卒業制作。
小学生の頃、幼なじみをいじめから助けるため、いじめっ子に暴力を振るってしまった少年は、
中学生になった今、クラスメイトから「怪獣くん」とあだ名をつけられ避けられていた。
ある日怪獣くんのクラスに、「怪獣のハーフ」の少女が編入してくる。
彼女はたくさんの人と仲良くなるために学校にやって来たらしいが……。
学校生活の苦しさと友情を描いた、ハートフル怪獣青春物語!
【オススメコメント】
読んでいて辛く悲しく、そして心温かくなる物語です。
自分が未熟だった頃だけでなく今でも至らなかったことを後悔し続けたりする心。
そして学校という閉鎖された空間だけでなく社会に出ても普通にありえる誰か一人を犠牲にまとまろうとする集団意識。
ちょっと後になって後悔するであろう状況を自分ができる範囲で自分で考えそして一歩踏み出す勇気を描いた作品です。
正直胸くそ悪い展開ばかりですが、最期は笑って二人の未来を祝ってあげられると思います。
こういった荒削りの作品は個人的にも大好きで、このままの感性で作品を描き続けて欲しいですね。